わんこの奴隷日記

奴隷として生きながら、ご主人さまに教えて頂いたものの一つに「強さ」があります。
人と違うことを気にせず、自分らしく生きられる強さ。
愛する人を常に信じ続け、迷わずついていく強さ。

昔は何も考えず信じず、全てをそんなものだろうと思いながら生きていました。
ただからっぽで薄っぺらい生き方をしていました。

ご主人さまに陰が足りないと言って頂いたとき、どんなものか想像もできず、ただ漠然と色気が欲しいなぁと思っていました。
でも、今はなんとなくわかります。
陰はいつでも愛する人を思う強さと憂いのようなものではないかなと、自分なりに解釈しています。

愛情は本当に色んな形がありますね。
どんな形でも、普通からどんなにかけ離れていたとしても、ご主人さまとの間に存在する深い愛情を、確かに感じながら生きられる奴隷の人生は幸福で満たされています。